8月23日は旧暦の七夕。
街では大きな花束を持った若者を何人か見かけました。
こちらの風習では、旧暦の七夕は「夏のバレンタインデー」とも言われるそうで、愛の告白をする日でもあるそうです。
日本の七夕と言えば、短冊に願い事を書いて飾りと一緒に笹に吊るすのが習わしです。
子供の屋内遊び施設ファミリアでは23日と24日の二日間に渡り、日本ならではの七夕行事に親しむイベントが開催されました。
笹に飾りを付けたり、短冊に筆で願い事を書いたり。このコーナーには北京在住の書家みどりさんが書の指導をして下さいました。まずは自分の字で願い事を半紙に書いて、みどりさんに添削をしてもらいます。その後もう一度自分で先生のアドバイスを取り入れながら清書します。指導前の字と指導後の字が明らかに違うのが分かります。一度の指導でこれほど成果が表れるとは、驚きです。
他にも、北京に来てまだ間も無い日本人向けの「北京生活情報」のお話の時間も設けられていました。
協賛の病院からは医療情報、旅行会社は中国国内旅行情報など、他にもいくつかの企業より得意分野の情報を提供していらっしゃいました。
その他、子供がうちわに絵を描く体験もありました。
マムチャイナはフリマで参加。子供服はサイズも小さめが多く、いろいろ選んで頂けなくて申し訳なかったのですが、
おもちゃは人気でした。
フリマ出品した子供服の一部です。
くるみボタンのパッチン留めやメッセージボード、手編みの髪ゴムなど手作り作品の一部。
欧米人の親子二組が、物珍しいのかおもちゃや手作り作品を楽しそうに見て下さり、まとめていろいろお求め下さいました。お釣りをお渡ししようとすると「寄付します。子供の幼稚園の日本人のお母さん方も震災後チャリティのバザーをしたりしていたので、応援したいんです。」と、おっしゃって下さり、スタッフ一同感激しました。
また日本人のお客様も「お釣りは寄付させて下さい。私は福島県郡山市出身なんです。もう両親はそこには住んでなくて、お墓参りに訪ねるくらいですけど。この夏帰省したときに伯母たちは『残って住んでいる私達は放射線被害の人体実験されているよう』って言ってました。外で遊ぶ子供達も全然見かけず、学校もプールの授業はなし。建物が壊れたりする被害は無かったけど、外にいる人をほとんど見かけなくなりました。」と、現状のお話を聞かせて下さいました。
報道で耳にすることが少なくなった被災地の様子も、決して復興が進み元の生活に戻っているからだけではなく、まだまだ不自由な中で心配を抱えながら耐えて暮らしている方が多くいらっしゃるのだと知らされました。
微力でも継続して長く復興支援を発信し続けることが大切だと、改めて強く感じました。
このイベントで集まった義捐金は864元でした。
このような機会を与えて下さったファミリア様とスーパーシティ編集部様、並びにご来場頂きました来場者の皆様、温かいご支援をお寄せ下さり本当に有り難うございました。
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